タイの外食を2倍楽しむコツ その2(麺類編)
タイの外食を2倍楽しむコツ その2(麺類編)
BTSオンヌット駅直結のスーパーマーケット テスコ ロータス2階にあるフードコート
大の麺類好きが多い日本人。嬉しいことにはタイの人々も麺類が大好き。街のいたるところで気軽に食べることができますが、こちらも注文方法をちょっと知っているとより楽しむことが可能です。今回は“タイの麺類、完全征服”編です。
■麺の種類もスープの種類も色々
タイの麺の種類は通常4つに分かれます。その主流は米を原料とした白色の麺で、セン・ヤイ~セン・レック~セン・ミーと順に細くなっていきます。セン・ヤイは日本のきしめんに似ています。最もポピュラーなのがセン・ミーで麺の種類を指定しなければこれが使われます。タイ人は自分の好みやスープ、具材に合う種類をその都度チョイスしています。米麺とは別に日本人には親しみのある小麦粉で作った黄色の麺もあります。こちらはタイ語でバーミーと呼ばれ、バーミーのみを置いた店、米麺だけの店、両方とも置いてある店など様々です。(バーミーを堅焼きしたバーミー・グローブというものもあります)
バミー
スープにもバラエティがあって、まずは基本系のナムサイ、こちらは誰にでも食べやすい澄まし系のスープ。この澄まし系のスープに調味料等を加えてトムヤム味にしてもらうこともできます。またタオフィーと呼ばれる発酵調味料を使ったエンタフォーというスープも見かけます。スープの色がピンク色なので、最初はびっくりしますが意外と食べやすく、後味もさっぱり。タイ人に人気のあるのがナムトックと呼ばれる濃色のスープ、具材もレバーを使ったりしますのでいわば“こってり系”の味付けです。ちなみにこのスープ、牛や豚の血が入っています(言われなければ分かりませんが)
また通常のスープ麺(ナーム)とスープ無し(ヘン)で注文することが出来て、タイ人はスープ無しを好む人も多いようです。
■簡単タイ語で、注文自由自在
一品料理の注文方法に比べて、麺類は食材が限られているので単語を並べるだけで自分の好みを伝えられます。例えば
センヤイ・ナムサイ・(ナーム)ならば太麺で澄まし汁、バーミー・トムヤム・(ナーム)ならばトムヤム味のスープで小麦粉麺となります。汁無しで作って貰いたければセン・ミー・ヘン(極細麺のスープ無し)のように言えばオーケー。ここで前回その1でご紹介したマイ・サイ・○○○やサイ・○○○を付け加えれば、もうタイ人気分。
「細麺でスープはトムヤム味、パクチーとトウガラシは無しにして」
↓
『センレック・トムヤム・(ナーム)、マイ・サイ・パクチー プリック』
意外と簡単でしょう? 店の人も「おっ、結構タイ語できるじゃないか」とニッコリしてくれますよ。好きな具材(ワンタンとかチャーシューなど)のタイ語を覚えておけばトッピング追加もお好み通り、サイ・ギヨウ(ワンタンのタイ語)といえばワンタン麺になるわけです。なおあまり知られていませんが「麺無し」も注文できます。麺を抜いてその代わりに肉や野菜の具材を多めに入れてくれます。野菜スープのような感覚でビタミン補給などには最適です。ガオラオといえば通じます。
■まだまだある麺類専門店
今まで触れてきた以外にも日本人にもファンの多いパッタイ(タイ風焼きうどん、そば)やとろみのあるあんかけ風のランナー・バーミー・グローブ、スーパーで売っている即席麺(ママー)を使って野菜や肉を加えたりサラダ風にサッパリ仕上げるなど、まだまだタイの麺類ワールドは奥深いもの。これからも順次紹介していきます。
◎タイの外食を2倍楽しむコツ その3(サラダ編)
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