近年のタイの政治状況
近年のタイの政治状況
「深まる一方の混迷」
一言でタイの政治状況を言い表すこうなるのではないでしょうか?「バンコク大家」的な解釈をすると「持てる者」と「持たざる者」のせめぎあいが続いているのが今のタイです。
日当200バーツ前後(600円未満)で炎天下の中長時間働く人がいる一方で、メイドを抱え豪邸に住みベンツやBMWで移動する富裕層が存在し、その差が拡大し続けています。
タイは非常にはっきりとした格差社会ですが、各層間で、また時には同じ層の中での対立があり、収拾がつかなくなっているというのが現状といえます。
実際のところ、多くのタイ人は「冷めた目」でタイ政治を見ており、富裕層もそうでない層も自分が豊かになりたいという点では考えが一致しています。決してイデオロギー的な闘争ではありません。
私がタイに滞在しているあいだ、いわゆる「赤服」のデモは何度となくありましたが、むやみやたらに集会に近付くようなことをしなければ、身に危険を感じたことはありません(ただし交通機関に乱れが出る時などは不便ですが)
ただこういった状況からバンコク市内で不動産購入する場合、特に自己居住の場合はエリア選択を慎重におこなう必要があると思います。大きな集会ですと数万人が集まります。ですので会場に至る道路も大渋滞になります。集会の会場になる場所はだいたい決まっていますので、出来るならばその一帯は避けたほうがいいと思います。集会では大音量で演説が続いたり、音楽が流れたりするので騒音問題も心配です。生半可な音量ではありません。
一連のこの政治対立はおそらくこの1~2年でとても解決する話ではないでしょう。しかし、タイ人は独特かつ絶妙な「バランス」感覚を持った人が多く、また都市部を中心に中間層が大幅に増えてきていることなどから、最終的には深刻な政治対立が回避されるのではないかと「バンコク大家」は考えています。
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