タイのコンドミニアム 単身者向き少面積ユニットの間取り比較、どちらのタイプが暮らしやすい?
バンコク郊外エリアから隣県(ノンタブリ、パトゥムタニ、サムットプラカン)にかけて、スカイトレインや地下鉄の延伸工事が続いています。沿線には地元のタイ人若年層をターゲットにした、25㎡~30㎡前後のユニットで構成されたコンドミニアムが数多く建設されています。鉄道路線の充実により、バンコク中心部へのアクセスが非常に便利になってきていますので、価格の手頃さと相まって外国人のロングステイ住居としても充分に検討が可能です。今回はタイプの異なる間取りについて、暮らしやすさの観点から比較してみることにしましょう。
まずは新築物件でもっとも多く見られる間取りの見取り図。
玄関ドアを開けるといきなりリビングルーム、キッチンエリアはベランダ側に独立したスペースとして配置されています。画像ですと下記のようなイメージです。
もうひとつのタイプは
こちらは玄関サイドにキッチンがあり、その奥にリビングのスペースがあります。下記の画像は室内に入ってキッチン横の位置から室内を撮ったものです。
これらの単身(タイ人は2人で住むケースも多いですが)用の間取りの場合、台所の設備はかなりコンパクトなものが多く(下記画像参照)、またタイは外食文化が非常に発達していますので、室内で毎食自炊をするといったケースはタイ人/外国人ともにそれほど多くないはずです。
もともと室内面積自体に限りがありますので、キッチンが独立した間取りタイプの部屋ですと、その場所にかなりのスペースを割かれてしまいます。料理をあまりしないとなると、実質的にはほとんど使わない(居ない)空間になってしまうことになりかねません。またこのタイプの部屋ですと廊下側に非常に近い位置にソファを置いて、そこで過ごす時間が長くなります。少面積のユニット中心のコンドミニアムは1フロア当たりの部屋数が多く(下記画像参照)、隣室の玄関ドアの頻繁な開閉音が気になることもあります。その点玄関脇にキッチンがある間取りですと、多少なりともリビングエリアが内側に引っ込みますので、落ち着き感も増すように思います。
その他気をつけたいのが浴室&トイレ。タイでは一部の高級(外国人向け)物件以外では、スタジオ~1ベッドルームタイプの小ユニットではバスタブがほぼ付いていません。タイ人はお湯に浸かるという習慣はありませんので、それはよしとして問題なのがシャワーブース。
パーティションがあるかどうか、床に段差がついているかなどのポイントチェックを。そしてモデルルームに行かれた際には便器に実際に座ってみることをお薦めします。面積的にどうしてもしわ寄せがいき易い場所ではありますが、足をすぼめないと座れない、では毎日困ってしまいますから。
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