バンコクのコンドミニアムで暮らそう~ロングステイに理想の間取りを考える~
タイでの快適なロングステイを実現させるためには、衣食住について様々なポイントを検討していく必要がありますが、今回は生活のベースともいえる部屋(居室)の間取りについて、考えてみることにしましょう。
近年のバンコクの新築コンドミニアムでは、20㎡台前半のコンパクトサイズの部屋が主流になりつつある。(参考記事/部屋がどんどん狭くなる? 昨今のタイのコンドミニアム事情) 不動産の初回購入者である若年層をターゲットとした手頃な価格帯のプロジェクトに多く見られた現象だったが、ここにきてかなり高級な物件にもその動きは拡がってきている。
MIDST RAMA9/約21.5㎡で価格は276万バーツ~と㎡単価で13万バーツ弱からのスタート
LUMPINI VILLE SUKHUMVIT 77-2/小面積のユニットのみのフロアプラン、1フロア毎の部屋数が多い。低価格帯のプロジェクトで多く見られる
㎡数が少なければ物件価格も相対的に安くなるわけだが、実際の住み心地という観点からすると、単身でのタイ生活だとしてもやや窮屈さを感じてしまう可能性も考えられる。タイでの滞在期間が数日単位というのなら別だが、より長期の期間継続して暮らすとなると、それなりに荷物~各種生活用品も増えてくるだろうし、何より部屋に居る時の“ゆったり感”“くつろぎ感”というものもある程度は必要だ。そうなるともう少し広いサイズのユニット購入も視野に入れてみたい。
MODIZ LADPRAO18/寝室と居間の独立性が高い40㎡のユニット
UTD ARIES/48㎡で1ベッドルーム タイの新築物件では広めの間取り
部屋面積が30㎡台から40㎡台になると、キッチンや浴室のスペースに余裕が生まれてくるし、リビングルームでも大画面での映像が楽しめるようになってくる。玄関ドアを開けるとベッドも含めて部屋の全てが見えてしまう、というようなことも避けられる。
夫婦/親子での滞在、あるいは日本から家族・知人がよく訪ねてくるといった場合には独立した居室が複数欲しいところ。最近の新築物件では面積を抑えた形での2ベッドルームやデュープレックス(ロフト)タイプのユニットも出てきている。
B CAMPAS/小面積だが2寝室のある間取り
VILLA ASOKE/バスタブ設置のデュープレックスタイプ
ただ新築の物件では全体的に値段は高め。自己居住ということであるならば、中古物件のなかからサーチをしても面白い。中古物件の持つメリットについては 中古には中古の魅力が~タイの中古物件の魅力と探し方~ で記述しているが、加えて築年数の経過している物件は新規のそれと比較して、同じ間取りでも各部屋のスペースが広い場合が多い。家具や小物のレイアウトにも凝れるし、書物やCD・衣服などが多い場合にも収納に困らない。
MY VILLA BANGNA/約70㎡のユニット リビングスペースに余裕がある
LE CELESTE/80~90㎡の2ベッドルーム 子供の居る家庭でも暮らしやすい
タイのコンドミニアムは個性豊かなものが多い。自分のタイでの生活パターンや好みに合わせて、じっくり理想の“マイ・ルーム”を探してみよう。
*文中の数字等は変更される可能性があります。
関連情報
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◎バンコクのコンドミニアムで暮らそう~理想のロケーションを考える~
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