バンコクのコンドミニアムで暮らそう~理想のロケーションを考える~
前回の記事では部屋の間取りについて取り上げてみましたが、今回は物件の立地~ロケーションについて考えてみることにしましょう。
路上の渋滞の激しさで有名なバンコク。市内中心部の幹線道路だけでなく、最近ではかなり郊外のエリアでも時間帯を問わずその傾向が強まってきている。交通事故も多発しているので、一般的にはやはりスカイトレインか地下鉄沿線居住が便利といえるだろう。
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絶えず渋滞のスクムビット通り プロンポン駅近く | やや郊外のウドムスック駅周辺でも午前中から混んでいる |
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渋滞時の強い味方 モーターサイ | 特定のソイ内を走るバス 後方は乗り合いバン(ロットゥー) |
ではスカイトレインと地下鉄を比較してみた場合にはどうか?一概には言えないが、どちらかというと軍配はスカイトレインにあがるだろうか。近年スカイトレインの各駅には大型のショッピングモールが次々とオープン&建設中だ。もともと沿線各駅にはデパートやスーパーマーケットが多かったので、更に買物や飲食の選択が拡がってきていることになる。それに比べると、ラマ9世駅周辺やタイ国鉄所有地のマッカサンエリアでの開発が期待されるものの、現況の地下鉄路線はやや遅れをとっていることは否めない。
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地下鉄駅のボード 次電車の到着時間表示がある。 | 車両内でのコンドミニアム広告 |
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通勤時は乗客も多いが・・ | それ以外の時間帯では人影の無い構内 |
スカイトレインの2路線(スクムビットライン/シーロムライン)は双方とも延伸工事が進行中で駅数が増えてきているが、こちらについてもあえて比較すると、地元のタイ人(バンコクっ子)にとってバンコクの“へそ”であるサイアム界隈(サイアムスクエア、サイアムパラゴンなど)~ラチャダムリ交差点(セントラルワールド、ZEN、伊勢丹など)にかけてのエリアからナナ、アソーク、プロンポン、トンローと外国人にもお馴染のスポットに、乗り換え無しで行き帰できるスクムビット線がやはりポピュラーな存在。
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スカイトレイン駅の券売機での行列 | 年々利用客が増加している |
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プンロンポン駅前の“エンポリアム2”の工事状況、右手には高層オフィスビル棟 | 駅構内のコンドミニアム広告 |
ただ上記の駅近辺の新築物件は当然ながら高値かつ上昇中となっており、㎡単価で20万バーツ~も珍しくない。2011年に開通したオンヌット~ベーリン区間はプロジェクトの数が増えてきており、同じく価格も上昇中だが、数万バーツ台/㎡の物件も多いので予算を抑えた物件のセレクトが可能だ。
THE KNIGHT(最寄駅 ベーリン)
THE KNIGHTの価格表
THE LIGHT NEWYORK(最寄駅 プンナウィティ)
THE LIGHT NEWYORKの価格表
勿論、他地域には得られないタイならではの雰囲気や眺望が期待できるチャオプラヤ川沿い、学生の数が多く物価も安くて活気のあるバンカピ~ラムカムヘン 規模の大きいオープンエアーのレストランやパブが軒を連ねるナワミン界隈など、それぞれに特色のあるエリアも数多く市内各地に点在している。時間をかけてエリア探索を行った後に、気にいった地域での絞り込んだ物件探しというのもよいだろう。
*文中の数字等は変更される可能性があります。
関連情報
◎BANGKOK CONDO SHOW IN TOKYO~バンコク コンド ショー イン東京 11月30日(土)12月1日(日)開催
◎ 第7回バンコク大家セミナー「スカイトレイン&地下鉄路線から考えるバンコクのロケーション特性について」内容紹介
◎バンコク大家によるディープ分析~いかにしてタイのコンドミニアムの値段は上昇するのか?⑤
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