10年は一昔~下町からいよいよ都心へ仲間入り、プラカノンの駅近大型コンドミニアム2件
今からおよそ10年ほど前のこと、知人のタイ人達との会話中にプラカノンの名前が出ると「あの辺りはちょっとね・・・あんまり良いエリアとは言えないね」と渋い表情になる人が多かった。スカイトレインの各駅のなかでも確かにローカル色の濃いエリアではあったのだが、生鮮食料品が驚くほど安く買えるマーケットがあり、ひと月の家賃が5000バーツ以下のアパートが多数立ち並び、コンドミニアムはほとんど見当たらなかった。
さらば下町? 変わりゆくプラカノン(2011年8月記事)
スカイトレイン駅から徒歩圏の一戸建て/1億円~とメゾネットタイプの新築コンド/2500万円~ プラカノン再訪(2015年1月記事)
そんなプラカノンもここ数年で徐々に姿を変え始めてきており、本サイトでも上記の過去記事でその一端をリポートしてきた。今回は駅近くの大型コンドミニアム2件とショッピングモールの様子をお届けしましょう。
駅からおよそ100メートル強の至近距離にあるのが、大手LAND&HOUSES社の THE ROOM SUKHUMVIT 69(完成直後)とLE LUK&SKYWALK CONDOMINIUM(築3年)。両物件とも部屋数の多い大型物件だが、早速現在の価格水準チェックを。
まずはTHE ROOM~だが、10F、約44㎡のユニットが679万バーツ。㎡単価では15万3000バーツ台の数字となっている(価格には室内家具や電化製品は含まず)
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エントランスも広々としており、ラウンジやプール周りなどの共有施設も良い雰囲気だ。
一方のLE LUK~だが、こちらは12F、40㎡弱のユニットで約589万バーツ。㎡単価では約14万9000バーツと、THE ROOM~とほぼ同様の価格帯。これらの数字を見ると今やプラカノンもCBD~バンコク都心部の一角を名乗るポジションに昇格したといえるかもしれない。表現を変えると(プロンポンやトンローでなく)プラカノンでも駅近&新築/築浅の物件であれば、1ベッドルーム程度の小面積ユニット購入の際でも、2000万円以上の資金が必要になった、とも言える。ちなみにLE LUK~は9年前の売り出し時には平米単価で6万バーツ!台からの購入が可能だったことを考えると、隔世の感がある。(参考記事/バンコク大家によるディープ分析~いかにしてタイのコンドミニアムの値段は上昇するのか?④)
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界隈には各国料理が気軽に味わえるフードコートやプチホテル、ホステルなども続々誕生しており、外国人の姿も多く見かけるようになってきている。隣駅オンヌットの名物だった駅前マーケットが無くなった今、「じゃあ、とりあえずプラカノンで集まろうか」が、近隣エリア在住の外国人の決まり言葉になりつつあるようだ。
*文中の数字等は2016年1~2月時点のもので、変更になる場合があります。
(音山)
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