タイの中古コンドミニアム探訪~FILE⑤ せっかくパタヤで買うのなら、リゾート感覚溢れる大人のプロジェクトが欲しいのだ・・・
数年前の“ロシアショック”時に比べると、街の賑わいが戻ってきているように感じる最近のパタヤ、ドルフィンサークル近くにはメガ規模の商業施設TERMINAL 21 PATTAYA が建設中。また数年前にアナウンスが続いていた多くの新築物件も市内の各エリアで完成、入居が始まっている。
しかし路上に目を転じると、相変わらず空っぽのオフィスやテナントの入れ替わりが激しい店舗も多い。地元の不動産エージェントによると「競争が激しいから数か月持たないケースも多いね。最近のお客さんは国籍問わず財布の紐が固いから・・・コンドミニアムの新規プロジェクトもぐっと少なくなったね。正確には分からないけど1万室前後の空き(売れ残り)部屋がパタヤ全域で出てるんじゃないかな。長期間の賃貸契約がうまくいかない場合、エアビー運用に切り替えるオーナーさんも急増している」とのこと。
随分以前から囁かれているカジノ話、EEC(東部経済回廊)、高速鉄道計画など中~長期的にはポテンシャルを感じさせる要因は多いが、現状では「パタヤ、いまだ回復発展途上」といったところか。
さて、パタヤというとどうしても中心部の繁華(歓楽)街的なイメージが強いが、やや郊外エリアに足を延ばせば雰囲気は一変。小面積のユニットが数百室以上といった画一的な“金太郎飴”高層コンドミニアムではなく、1ベッドルームで60㎡前後~、2ベッドルームで100㎡以上といった、余裕のある低層タイプの中古物件が見つかる。
上記の画像はサウスパタヤ(Wストリート)から車で10分弱、築15年のプロジェクト。室内面積は70㎡弱で、部屋の造作も上品だ。(100㎡超の2ベッドタイプやメゾネット形式のユニットもあり) 加えてバスタブ付きでキッチンスペースも広い。
施設内には広大な庭園スペースがあり、最近大気汚染の酷さが連日報道されているバンコクとは全く違う清浄感に包まれている。低層物件なのでシービューではないが、広めのバルコニーで寛ぐひと時は大都会では得られないリラックスムード満点。パタヤの繁華街立地の物件にありがちな、周囲の騒音問題(オープンエアーのレストランやバーでの大音量など)とも無縁だ。物件価格も、6万バーツ前後/㎡~とグレードに比して手頃な水準となっている(ユニットによりかなりの差異あり)。
ちょっと留意しておきたいポイントとしては、バンコクとは異なりパタヤの外国人滞在者のなかでは日本人は少数派。日本料理レストランの数などはバンコクの圧勝なので、日本食党の方にはいかんともし難いところ。しかし英語が通じやすく、その意味ではバンコクより便利な側面も。また左党の方には早朝から(早朝まで)開いているカウンターバーやカフェが無数にあるのも高得点か(値段もバンコクより安い)。スワンナプーム空港からの直行バスも出ているので、欧米人やロシア人は「バンコク素通り」といったタイプの旅行者も多い。
完全移住の候補地ということではなく、プチロングステイの候補地としてもパタヤの魅力は色々と挙げられそうだ。
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