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ANOTHER LOOKING BACK 1985~2019 物価の推移で振り返るタイの35年間ANOTHER LOOKING BACK 1985~2019 物価の推移で振り返るタイの35年間

[2019年10月22日(Tue) 277 views]

一泊50バーツ。今からおよそ35年前、私が初めてタイを訪れた際に泊まったゲストハウスの宿泊料金です。ドミトリー(相部屋)ではありませんよ、極狭ですが一応個室です。

35年前に泊まったゲストハウスのフロント
35年前のローカルな食堂

今、50バーツではローカルのタイ食堂で一食分がせいぜいですから、まさに隔世の感がありますね。もっとも当時は1バーツ≒8円程度だったと思いますので、日本人(外国人)視線からすると一概には比べられないのですが。

今回は前回に引き続き、過去のタイと現在~特に物価の変遷にスポットを当ててみることにしましょう。スパンもより長めにとって比較してみます。お役所発表の統計ではなく、あくまで自身の個人的体験&記憶に頼っていきたいと思いますので、正確性が劣る部分もあるかもしれません。その点はどうぞご容赦ください。

まず交通機関から見ていきましょうか。1980年代にはスカイトレインも地下鉄も開通していません。市民の足はなんといってもバスです。80年代半ばの料金は2バーツだったと記憶しています(エアコンなし)。現在は10バーツ程度ですね。

1980年代のバス停表

タクシーはありましたがメーター搭載はまだなく、交渉制でした。メーターに切り替わったのは90年代以降で初乗り2キロが35バーツ、その後距離が1キロに短縮されましたが、現在も35バーツ/1キロの数字は変わっていません。車体はどんどん新しくなっているわけですので、利用者からしますと実にコストパフォーマンスが良いことになります。(業界団体は度々値上げ要請をおこなっていますが却下されています)

現在のタクシーの写真

続いて食事情はどうでしょうか。30数年前は、タイ料理の麺類やいわゆる“ぶっかけご飯”は10バーツ台の水準でした。10年前ですと30バーツ台、現在では40バーツ台~が平均的な価格です。

タイ料理の写真

近年はタイ人にもすっかり定着した日本料理、ここ数年の価格変動を比較してみましょう。スクムビット市内の某店で同じメニュー(五目焼きそば)を頼んでみた結果です。*正確に言えば中華料理ですが、こちらの店は“町の定食屋さん”という雰囲気&味付けですので・・・

2013年  130バーツ

2013年の五目焼きそばの写真

2019年  170バーツ

2019年の五目焼きそばの写真

6年間でかなり価格が上昇していますね。ちなみにこちらが現在のお品書きです。

現在の日本料理店のお品書き

「出ていくほうではなく、入ってくるほう」~収入面ということですと80年代中頃は、タイの小学校の教員の月給が5000バーツ前後だったと記憶しています。2019年の最低日給はバンコクで325バーツ、日本円で約1000円。コンビニやファーストフード店の時給は40~50バーツ台が平均といったところです。

ファーストフード店の求人のチラシ

現状、正直これでは生活していくのが厳しいですから、いきおい仕事のかけもちが多くなります。大学卒の初任給は、特にスキルや語学力が秀でていなければ2万バーツ~。人手不足で採用難ですので、企業側が求める能力を満たしていれば20代で10万バーツ近いサラリーを得ている人も居ますね。日本と比して、スタート時点からかなり差がつく状況です。

タイの繁華街を歩く人々

最期にタイでのロングステイを考えている外国人にも気になる住宅事情について。タイ人からすれば「不動産はひたすらうなぎ登り、とにかく買えるうちに買っておこう」という意識が一般的です。   

今から十数年前でしたら、トンローやプロンポンでも平米単価10万バーツ前後で十分、新築コンドミニアムの購入が可能でした。郊外よりのウドムスック、バンナーで6~8万バーツ程度、スカイトレインが開通していなかった頃のベーリンで3万バーツ台という、今からするとちょっと考えられないような価格帯で売り出されていました。

2008年の住宅の見積書

日本人にも人気のあるオンヌットの某コンドミニアムですが、平米単価で42000バーツ~となっています。タイムマシーンに乗って、即買い!というところでしょうか

十数年前のオンヌットのコンドミニアムの価格

ただ最近になって、上げ止まり感が出ているのも事実。一時期ほどの勢いは感じられません。パタヤやプーケットでは、それこそ投げ売り続出といってもよい状況になっていますので、これからのキャピタル狙いというのはかなり難しい選択となりそうです。 

一方、バンコクでもお値打ち感のある中古物件が出始めていますので、自己居住用ということであれば、良質のユニットに巡り合える可能性があります。じっくり丹念にサーチしていきましょう。(賃貸目的としても捉えられますが、バンコク全域にわたって供給過剰ですので、単に価格が割安だった等の理由での購入には慎重であるべきだと思います)

コンドミニアムの写真

最近のバーツ高によって、外国人のなかにはタイでのロングステイや旅行を控える動きもあるようです。今から5年、10年後には屋台で食べるタイラーメンが一杯100バーツになっているのかもしれませんね・・・     

文末に、本サイト初期の頃のロングステイ関連記事を挙げておきます。当時の等身大のタイの物価水準が書かれていますので、お時間のある方はどうぞご覧になってみてください。次回タイに来られる際、ご自身で今の水準と比較されてみるのも面白いかもしれませんね。

2011年4月
予算別シミュレーション もしバンコクで暮すとしたら?【総合編】
予算別シミュレーション もしバンコクで暮すとしたら?【生活編】
予算別シミュレーション もしバンコクで暮すとしたら?【食事編】
予算別シミュレーション もしバンコクで暮すとしたら?【住居編】

2011年6月
安い?高い? タイの生活費について

バンコクマインド タイの過去現在未来と音楽書籍映画の旅

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