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そして誰も買わなくなった・・・タイ不動産投資~その幼年期の終わりそして誰も買わなくなった・・・タイ不動産投資~その幼年期の終わり

[2018年6月5日(Tue) 877 views]

私の友人、知人にはタイ不動産はもとより、その他の海外各国&日本国内不動産を色々と手掛けている方も多いのですが、現況のタイ不動産~新規売り出しのコンドミニアムを予約している方は、ほぼどなたも見当たりません。冒頭からいきなりの展開ですが・・・

この方々のバックグラウンドは、

◎タイ不動産の購入経験があり、複数の物件(ユニット)を所有している。
*この場合の”所有“という意味合いは、ただ単に予約中ということではなく、あくまで登記を済ませ(全額の支払いを終え)ているということです。

◎タイ以外の海外不動産を所有している

◎日本国内で投資用不動産を所有している

◎英語ないしそれ以外の外国語で意思疎通以上のレベル

◎海外での生活経験(駐在・学位留学等)が数年間以上

◎訪タイ歴が豊富(ここ最近ということでなく、10年~30年以上前から)

◎現時点で日本国外に居住している、あるいは将来的にタイを含めて日本国外での生活について具体的なプランを練っている

以上7つのポイントのうち、少なくとも4~5項目以上に当てはまる方ばかり。いってみれば“歴戦の勇者”といったところでしょうか。ご夫婦、カップルで来タイされる方も多く、その際にはタイ料理やローカルなマーケット巡りなどをエンジョイされています。

タイの屋台で売られているフルーツ。タイはフルーツ王国でもあります。

さて、こんな皆さんの共通の意識&判断は 「タイのコンドミニアム、特に新築物件は買うタイミングではないね」・・・言い換えますとちょっと身も蓋もないのですが、「(投資目的での)ベストの買い時は去った」という認識です。

本サイトでは昨年来、タイのコンドミニアムマーケットについて「物件供給数が実需を上回るペースが続いており、今後もその傾向が変わらない。必然的に賃貸および中古マーケットにだぶつき感が強まっている」というリポートをお届けしています。

2017年11月

2017年12月

2018年3月

相変わらず派手な広告展開による新築プロジェクトのアナウンスが続き、中国勢投資家を中心とした購買意欲も継続しているように見えますが、実際のアクションを起こしているのはごく最近、あるいはここ数年内にタイ不動産に興味を持った層が大多数のように思えます。10年前後またそれ以上のスパンをもってタイ不動産の動向をウォッチしてきた(実際に購入してきた)方々は、最初に触れたように完全に“様子見”の状況です。

近年に建設されてた高層コンドミニアム

このように書いてきますと、なにかネガティブな印象が強くなってしまうかもしれませんが、決してタイ&タイ不動産の魅力が減じてしまった、ということを述べたいわけではありません。むしろ以前より、より訪タイの回数が増えている/タイをベースにした生活スタイルを真剣に検討している方が、ぐっと増えているように感じます。

◎新規物件については権利放棄のユニットが少なからず発生することが多く、その段階での購入検討で充分
◎完成済みの物件を実際によく吟味し(仕上がり具合/管理状態/賃貸状況)、納得のうえ購入する

過去記事でも触れていますが、上記2点のシンプルな立ち位置で、好条件のユニットを充分チョイス可能~むしろ選択肢の幅が拡がっているとも言えます。要は“ゆっくり構えて大丈夫”ということですね。

特に中古(ある程度の築年数が経過した)物件については、購入の好機かもしれません。現オーナーが手を加えて、室内がセンスよくまとまったユニットも増えていますので、ご自身の目利きに自信がある方は、様々なロケーション&個々の物件(ユニット)について、あれこれと比較検討してみることも楽しい作業になるはずです。

「一人ではちょっと売主との連絡や現地での移動が・・・」という場合は、タイでの不動産購入および居住経験が豊富な方のアドバイスを求めるとよろしいでしょう。築古物件ですと建築当時の資料がほとんど残っていません。出来ればそういった情報も可能な限り入手し、現況と照らし合わせたいものです。本サイトでも開設以来、相当数の中古物件を取り上げてきていますので、よろしければご参考になさってください。

コンドミニアムの中庭にあるプール

お話をそろそろ締めないといけませんね。現状~今後にかけて、タイのコンドミニアム区分所有による投資の旨味が減じてきたとしたら、その次の展開はどのようなものになるのでしょう?随分昔から囁かれているカジノ話や東部経済回廊景気に絡めた、メガプロジェクトやランドバンキング的な方向なのでしょうか。

賃貸のリターンが大きく低下していますので、民泊~エアビー運用に舵を取るという手も勿論あるでしょう。しかしパタヤやホワヒンのコンドミニアムで、短期貸しを行なっていたケースが摘発されたとの報道もあります。

Hua Hin condo owners fined for short-term rentals
(バンコクポスト紙ウェブ版 5月13日付)

「このエリアは絶対お勧めです!」などと“面”で言われても、個人の投資家は通常、“点(個々の物件やユニット)”についてしか投資を行なえません。後になってもっと良い“点”が幾らでも誕生する可能性があるわけで、以前と比すと大幅に価格の上昇してしまったタイ不動産のこと、その意味でもおいそれとは手を出しにくい状況になっています。

コンドミニアムの外装

今回の標題を見てニヤリとされた方は、ミステリー(AND THEN THERE WERE NONE /アガサ・クリスティ 1939)やSF(CHILDHOOD’S ENDS/アーサー・C・クラーク 1953)のオールドファンの皆さんでしょう。“居なくなったり”“終わったり”ばかりでは寂しいので、何かポジティブな響きのあるタイトルを挙げておかないといけませんね。

チャップリンと並ぶ喜劇王バスター・キートンの初期の短編で、ONE WEEK(1920)という作品があります。目出度く結婚式を挙げた若いカップル、組み立て式の“マイホームセット”なるものをゲットします。新郎はここが腕の見所と新居の建築を始めるのですが、室内も外観もとんでもない家が出来あがってしまいます。

そう、上物なんて作らずに更地のままにしておけば良かったんですよね。下手に作るから色々と瑕疵が出てきて・・・と、思わぬ方向に話が行きそうですので、今回はこれにてお開きということで。

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