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そしてバンコクの地獄の幕が開く~ NEVER ENDING 渋滞&満員電車 STORYそしてバンコクの地獄の幕が開く~ NEVER ENDING 渋滞&満員電車 STORY

[2018年9月18日(Tue) 542 views]

私が初めてタイを訪れたのは、今から30数年前のことです(この記事をご覧になっている方で、まだ産まれていない人も多いのでしょうね・・・)。既にその当時からバンコクの道路は渋滞でした。勿論スカイトレインや地下鉄はまだ開通していません。自家用車を持たない旅行者ですと、ある程度の距離の移動手段はタクシーかバスしかありません。当時(1980年代中頃)は確か、バス料金は2バーツだったような記憶があります。窓全開で走るため、顔は排気ガスで真っ黒け。頼みの綱の天井取り付け扇風機も故障していることが多く、停車時間が長いとサウナに入ってるような感覚になってしまうのです。

30年くらい前のバンコクの宿でお世話になった経営者家族とスタッフ

初めてのタイ旅行でお世話になった宿の経営者家族&スタッフ。ココナッツシェイクが8バーツと書いてあります。いつも笑顔の優しいお母さん、お子さん達はタマサートやチュラロンコン大学在学(卒業)だったと記憶しています。(1985~6年頃)

2000年前後から電車網が徐々に整ってきたのですが、開通当時はいつ乗っても車内はガラガラ。今度は冷房が効きすぎて、数駅乗っただけで体が芯まで冷え切ってしまうのには閉口しました。タイ関連の著作を多く出されている下川裕治さんが、「スカイトレインに乗ってみたら、思っていたよりも街の規模が小さいことに驚く。今まで路上を這いまわっていた、あの汗だくの日々はいったい何だったのか」というニュアンスの文章を書かれていたように思います。それだけ道路事情が既に悪かったのですね、逆に言うとあまりにBTSや地下鉄がスムースに動くため、すっかり拍子抜けをしてしまったという訳です。 

20年ほど前に人気のあったキッズデュオ NIECE のプロモクリップ。開通(1999年)後間もないスカイトレインでのロケ場面が多く見られます。

さて時は流れて当年は2018年、バンコクの電車事情はすっかり変わりました。はっきり言って今や混み過ぎです。正直なところ、最近は(電車を使っての)外出が億劫になってきています。朝晩の通勤時間帯以外の混雑度も確実に上がっていますし、遅延の頻度が高くなっているような点も気になるところです。

■参考記事
スカイトレインの憂鬱~駅近コンドを買ったのに、バンコクの電車にはもう乗れない!?

では道路状況はどうでしょう? こちらは相変わらずの渋滞です。しかし前述のように路上は昔から激込みだったのです。ですので、私のような世代の者には「道路はいつも混んでいる」という意識が刷り込まれているのですね。スカイトレインや地下鉄が混雑していますと「あ~嫌だ嫌だ、以前ならすぐに座れたのに」とボヤいてしまうのですが、車が進まなくても「よくあること、よくあること」と、大して気にはならなかったりします。

しかしその道路事情もこれから数年間(いや残念ながらおそらくもっと長期間・・・)にわたって、更に悪化の一途を辿ることが決定的でしょう。電車も車移動もダメならどうすればよいのか、バンコクっ子達も既にゲンナリしています。

30年ほど前から続くバンコクの渋滞は今も変わらず

バンコクおよび近郊県では現在、電車網の新設路線および既存路線の延伸工事が行われています。イエローライン/オレンジライン/ピンクラインなどですが、これらの新路線は市内有数の幹線道路沿い(ラプラオ通り/シーナカリン通り/ラムカムヘン通り/ラムイントラ通り/チェーンワタナ通り)に建設されます。工事期間中は少なくとも2車線分が削られますので、ただでさえ渋滞度の激しいこれらの道路がどういう状況になるのか、想像しただけでもため息が出てしまいます。

ドライバーはこれらの幹線を避けて移動しようとしますので、他の道路や高速にもその影響は波及します。つい先日もタイ人の友人がぼやいていました「参った、参った。いつもは1時間をみておけば充分な距離なのに、今日は2時間。これがしばらく続くのかと思うと憂鬱だよ」

まあ新線が開通するまでの辛抱ということで、これらの新規路線は3年程度で完成するようなアナウンスがなされていますが、それは甘い! 実際の運行開始はそれより遅れること必至です。では半年、1年程度を見ておけばいいでしょうか。いえいえ 少なくとも2~3年、下手すると運行開始は予定年の5年程度先の話になってしまうのでは? というのが私の予想です。

「それは極端すぎる。見方があまりに悲観的すぎやしませんか?」という向きもあるでしょう。ごもっとも、ではちょっと下記の画像をご覧ください。
2029年完成予想バンコク路線図

こちらは今から5年前、2013年当時のバンコクおよび近県を結ぶ電車ネットワークの「2029年完成予想マップ」です。これは素晴らしい、さすがに東京と同様とまではいかないものの、これだけの路線が張り巡らされれば、何処に行くのでも電車移動だけで済みそうですね。幾つか個別の路線を見ていきましょう。 

まずオレンジライン(TALINCHAN-MINBURI)ですが、全線が2019年開通となっています。えっ、来年、ですよね? グリーンラインの延伸区間(BEARING-BANGPU)は去年完成することになっていますが、今年末に“途中までが”開通見込みです。日本人居住者が多いソイ トンローを走ることで注目されているグレイライン(RAMA 9 BRIDGE-WATCHARAPOL)も2017年に完成予定となっていますが、工事自体がまだ始まっていません・・・

その他あまり日本人には馴染みの無いエリアを走る路線も含めて、(この計画表に従えば)現時点で幾つかの新路線が完成、それ以外のルートでも相当に工事が進捗していなければならないはずです。そして実際にもしそうなっているのなら、バンコクおよび近郊区域の道路状況は、それこそ広域でカオス~機能停止に陥っているでしょう。

渋滞の脇を走るバイクタクシー

完成年度の“後ろ倒し”については、こちらも話題に上ることの多い高速鉄道~新幹線(バンコク起点で幾つかのルートが計画されている)についても同様です。かなり短期間のうちに完成という記述も見かけますが、それはどうでしょうか~1日が72時間あれば可能かもしれませんけれど・・・(その他にもパタヤ市内をモノレールが走るという計画も随分前から耳にしますし、シーラチャにもその手の話があるようです)

さて遅かれ早かれ各新規路線の計画が進行するとして、例えば前述のグレイライン~こちらは一旦工事がスタートした場合、トンロー通り(近隣の道路も含めて)の状況はかなりシリアスな局面を迎えそうです。表通りは勿論、サブソイ内に位置するレジデンスへのアクセスが心配ですね。

日本人(外国人)の利用が多いグリーンラインでいえば、延伸区間オープンに加えてイエローラインが完成してサムロン駅連結となれば、こちらも混雑度アップが避けられず。スムースには乗れない(時間帯が長くなる)でしょう・・・なので新規&延伸路線工事は、“ほどほど程度”でかえって良いような気さえしてしまいます。ぶっちゃけ電車路線が出来ても、道路の渋滞が解消するということでもありませんし。それでは元も子もないというか本末転倒、八方塞がりなのですが。

お終いに、バンコク市内有数のオフィスエリアであるチョンノンシー(サトーン)界隈に長年勤めるタイ人のぼやきを聞いてみましょう。「18時、19時頃にBTS駅に向かう。階段や改札が人で溢れていて、既にそこから待ちの覚悟。ホームにやっと進んでも来る電車は満員で見送るのみ、何とか乗り込むまでに20分くらいかかる。雨降りの日だと30分かな」

いっそ田舎に引っ越しましょうかね~今回はお後が宜しくないようで・・・      

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