Home » タイ生活情報とロングステイ, ヘッドライン

第7回 バンコク大家的“なにもしないタイの休日”~映像と活字で満喫 東南アジア世界への誘い~第7回 バンコク大家的“なにもしないタイの休日”~映像と活字で満喫 東南アジア世界への誘い~

[2015年3月24日(火) 1,415 views]

「旅行や仕事ではちょくちょく行くけれど、東南アジアの映画? うーん観たことないなあ・・」 かなりの映画好きの方でも東南アジア各国で制作されている映画をご覧になっている方は少ないかもしれません。そもそも日本ではほとんど公開されませんし。

しかしその国の文化や人々の気質、トレンドなどを知るうえでも映画は格好のテキストとも言えます。今回はタイとフィリピンの作品を2本、ご紹介してみることにしましょう。

タイ国内よりも海外での評価が高いペンエーク・ラッタナルアン監督の「ルアンタロック69 6sixtynin9」(1999年)、こちらは当時映画祭などでかなり話題になりましたので、ご記憶の方も居られるでしょう。職場をリストラされたある女性、ショックのあまりスーパーで万引き、拳銃で自殺まで試みます。一命はとりとめますがアパートの部屋番号の表札が引っくり返ってしまったことで(9&6)、とんでもない騒動に巻き込まれていくことに・・・

主人公の女性 タイ映画 Pen-Ek Ratanaruang 浅野忠信

盗みを働くタイ人の画像

拳銃を加える主人公 เป็นเอก รัตนเรือง movie

コーエン兄弟の「ファーゴ」やタランティーノの「パルプフィクション」のテイストを感じさせる快作です。最近のペンエーク監督はあまり新作の制作に乗り気でないようで、ちょっと残念。

フィリピンの映画

フィリピンは映画製作が盛ん(上記画像)な国ですが、「retaso(fragments)」(2007年)は商業映画でなくインディーズ作品。70分弱の小品ですが、低予算&オールロケによる映像がかえって強烈な印象を与えます。

フィリピン 女性 フィリピンの子役 女優

外で桶を使って水洗いの洗濯をするフィリピン人

ラストシーンが近い様子

下町に暮らす2人の女性、それぞれ家庭内暴力や貧困の問題を抱えています。我慢と辛抱が限界を超えた時に2人の取った行動は・・・

続いては活字の世界から。宮内勝典の「金色の象」は氏の初期作品のひとつですが、世界放浪からいったん日本に帰国した主人公は“とりあえず”のつもりで旅行代理店に入社。将来はバンコクで暮らすことを計画しているのですが、ある日路上のマーケットで一人の女性と知り合い・・・作中の“異国では平然としていられるのに、何故か日本ではおどおどと自信が無く、電車の行き先を何度も自分に言い聞かせる”といったくだりに思わず苦笑してしまいます。

金色の象

「フィリピン・フール」(内山安雄著)は一人のフィリピン女性に恋した日本人男性(おそらくは作者自身)の“愛の旅路”です。マニラ、セブ、スルーとフィリピン各地がその舞台。主人公の心情の変化が率直に綴られていて、好感が持てます。果たして二人は結ばれることが出来るのでしょうか・・・

フィリピンフール

最後は“アジア本”で著名な下川裕治の「香田証生さんはなぜ殺されたのか」。イラクで亡くなった日本人男性についてのルポルタージュですが、著者はニュージーランド~イスラエル~ヨルダンと、イラク入国までの香田さんの足跡を辿ります。その過程でいつしか著者は若き日の自分自身を香田さんに重ねていきます。「旅」とは?「旅人」とは?ある種著者の総決算ともいう内容で、いつもの“緩くてまったり”的なニュアンスとは異なりますが、読み応えのある1冊です。

香田さん イラク事件 反テロ

*文中の敬称は略しています。

関連情報
◎タイでの医療/バンコクの病院について
◎東南アジアの人口と不動産投資
◎第6回 タイ人に好かれる秘訣、教えます! 立つ?座る?/あげる?あげない? 席の譲り合いとチップのお話
—————————————————————————————————

HOME 初心者ガイド ニュース コラム 購入の流れ 生活情報

人気ブログランキングへ

にほんブログ村 住まいブログ 海外不動産・海外住宅へ