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あなたの買ったタイのコンドミニアムがAirbnb~民泊の舞台になったならあなたの買ったタイのコンドミニアムがAirbnb~民泊の舞台になったなら

[2016年6月14日(火) 1,489 views]

最近ディベロッパーのスタッフやタイ人大家さんとの会話のなかで、Airbnb~いわゆる「民泊」の話題が出ることが多くなりました。今回は“どのような規制が考えられるか”“観光業界の出方は?”“運用利回りは?”“どの立地の物件が適当か”・・・といった「思惑」的な視点ではなく、住人からみる視線でタイのコンドミニアムにおける民泊について考えてみることにしましょう。数人のグループ(各自1室利用)が数日間のタイ旅行を楽しむために、タイのコンドミニアムを利用する~としてみます。

タイ バンコクのコンドミニアムのロビーのゆったりしたソファ

まずはチェックイン(という言い方も変なのですが)後、1Fのロビーでこれからの予定を打ち合わせ(タイのコンドミニアムは小規模の物件でもロビーやライブラリーがあることが多い)。「さあ、念願のタイ旅行。これから何処へ行こうか」「その前に館内探検をしてみよう」ということになり、共有施設をチェックしてみることに。「お~、プールやジムがあるじゃん。結構ホテルに負けてないね。外出前に軽く泳いでいこうよ」「1階にコンビニがあったからビールでも買ってこうか?」「それ最高。ついでに何かスナックとかもね。プールサイドで飲み食いしよう」と、早くも休日モード全開です。

タイのマンションの大型プール

「静寂」がコンドのプールの基本

ラムカムヘンのコンドミニアムのコンビニ

館内にコンビニがある物件も多い


*タイのコンドミニアムは共有施設が充実していることが多く、確かにホテル顔負けのプールがあったりするのですが、住人の使用率は一般に高くありません。またプール周りでの飲食は禁じられている場合がほとんどです。

ひとしきりプールで遊んだ後、いったん部屋に戻り再度ロビーへ集合。その後、一行は街へ繰り出します。深夜も近い時間帯になってご帰還。しかし何故か人数が増えているようです。街で出逢った“友達~パートナー”を皆、連れています。「ホテルだとうるさいところもあるけどさ。ここは誰もチェックしてないから平気平気」「このまま部屋にそれぞれ帰るのもつまらないから、誰かの部屋に集合してまた飲もうよ」「いいね~、でも館内のコンビニはもう閉まってるね。あのさ、悪いけどあなた(“友達~パートナー”に向かって)、近くのセブンイレブンとかで買ってきてくれる?部屋の鍵(キーカード)渡すから。○○○号室ね」

*本来の契約者でない人物が部屋の鍵を持っていること自体、既に問題を孕んでいるわけですが、更に他人の手に容易にわたってしまう可能性もあります。セキュリティ的に大いに不安が残るところです。ちなみにタイでは路上に合鍵屋さんがあって、数分で作業完了です。

バンコク 中古コンドミニアム 台所

コンドミニアムのキッチン、調理器具や食器などが完備

翌日のこと。“友達~パートナー”が「あれ?この部屋には立派な台所設備が。食器も揃ってる」「うん、ホテルじゃないからね。便利かなと思って予約したんだ」「では材料を買ってきて今夜はタイ料理を作りましょう!」ということで、この日は部屋でタイ料理パーティーに。一行のなかにはタイ料理が苦手なメンバーも居るのですが心配無用、テーブルの上には日本料理、ファーストフードなど各種デリバリーのチラシが置いてあります。親切なオーナーさんですね。

タイは宅配サービスが充実、24時間受付~デリバリーも可能

タイは宅配サービスが充実、24時間受付~デリバリーも可能

勿論昼間は皆でプールやジム設備をエンジョイ。楽しかったタイ滞在もあっという間に最終日。また来るぞ!と一行がチェックアウトを済ますと、何やら大きな包みや道具を抱えた人が再び部屋を出たり入ったりしています。この人もコンドミニアムの住人ではないようですが・・・Airbnbの場合、部屋の稼働率は最大のポイントですから空室期間を可能な限り排除したいもの。次の利用客到着の前の清掃スタッフというわけです。シーツや枕カバーを替えたり、部屋のクリニーングと大忙しです。考えてみるとこの人も部屋への出入りが自由に出来るわけですね。

ルームクリーニングの業者も多い

ルームクリーニングの業者も多い

上記はあくまで仮定のお話しですが、残念ながら短期利用のケースになればなるほど「ともかく施設を一通り使いまくってみる」ことが多く、室内も片づけ無し、汚れ放題になりがちです。利用規則の通達をしても守られないことも多いでしょう。こういう状態が、あちこちの部屋で毎日のように続くとしたら、この物件の購入後の自己居住者や長期間の賃貸契約を結んでいるテナントさんはどう思うでしょうか?

タイのコンドミニアムは日本のマンションやアパートと比して、施設&各種サービスの充実ぶりもあって、その意味ではAirbnb運用に向いているともいえます。ですので絶好のビジネスチャンスとして捉えることも勿論可能です。しかし、あくまでコンドミニアムは長期間継続して暮らす人たちのための生活の場所。短期間の旅程であるなら、タイ全土にホテルやゲストハウスが無数に存在しているのですから、素直にそれらを利用すればいい~すべきでは、と思います。“餅は餅屋”、というではありませんか。

バンコクのコンドミニアムの民泊に関する掲示

バンコクのコンドミニアムの民泊に関する掲示


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